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2台あり
当院の北東側
「宮前駐車場」
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「河内松原駅」より徒歩10分

黄砂に注意

黄砂って何?

黄砂(こうさ)とは、中国やモンゴルのゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などの乾燥地帯から微細な砂やちりが風で巻き上げられ、遠くまで運ばれる現象で、春(3月~5月) を中心に飛散しますが、2月~6月頃 まで影響を受けることがあります。特に 4月がピーク になることが多いです。

2月 少し飛び始める
3月 増え始める(飛散シーズン開始)
4月 ピーク(最も多い)
5月 まだ多い

黄砂が多い時期の理由

1、発生源(中国・モンゴルの砂漠地帯)が乾燥する
冬の間に雨や雪が少ないと、春に砂が飛びやすくなる。

2、春の強風(偏西風や低気圧の影響)
3月~5月は低気圧や偏西風の影響で、大量の砂が日本まで運ばれる。

3、気温が上がり、大気の動きが活発になる
気温上昇で砂漠の地表が温まり、砂が巻き上げられやすくなる。

黄砂でアレルギーになる?

黄砂自体は本来アレルゲンではないが、アレルギーを悪化させる要因になる。

黄砂は 花粉やPM2.5、カビ、細菌、有害物質 を運ぶため、アレルギー症状を引き起こしやすくなる とされています。つまり、花粉症やアトピー性皮膚炎が悪化する可能性が高いので注意が必要となります。

黄砂の地域ごとの影響

粒子サイズ / 影響を受ける部位 / 具体的な症状・影響
10μm以上(PM10)/ 鼻・喉 / くしゃみ、鼻水、喉の痛み、アレルギー反応
2.5~10μm(PM10)/ 気管・気管支 / 咳、気管支炎、喘息の悪化
0.1~2.5μm(PM2.5)/ 肺・血流 / 肺炎、血管の炎症、心疾患リスクの上昇
0.1μm以下(超微細粒子)/ 血液・脳 / 体内に吸収され、慢性的な健康被害の可能性

サイズが小さいほど影響が深刻
10μm以上の黄砂 → 主に鼻や喉に影響(咳・くしゃみ・アレルギー)
2.5μm以下の黄砂(PM2.5) → 肺の奥まで入り込み、呼吸器疾患や心血管系のリスクが増加
0.1μm以下の微粒子 → 血流に入り、全身の炎症を引き起こす可能性

九州

粒子サイズ:2~10μm(PM10)

特徴:大きめの粒子が多く、視界が悪化しやすい。呼吸器症状が出やすい。

影響:
①黄砂の飛来量が最も多い(視界不良・車や洗濯物が汚れる)
②喉の痛み・鼻炎・くしゃみが増加
③花粉症や喘息持ちの人は症状が悪化しやすい

関西

粒子サイズ:1~5μm(PM2.5~PM10)

特徴:黄砂がやや細かくなり、喉や気管支への影響が強くなる。

影響:
①黄砂がやや薄まるが、呼吸器系の影響は続く
②喉のイガイガ・目のかゆみが増える

関東

粒子サイズ:0.5~3μm(主にPM2.5)

特徴:非常に細かい粒子が中心になり、肺への影響が大きくなる。

影響:
①PM2.5レベルの微粒子が多くなり、肺や血管への影響が強まる
②高齢者や持病のある人は特に注意が必要

九州と関東での違い

九州は黄砂の粒子が大きく、目や喉への影響が強い。
関東ではPM2.5レベルの微粒子が増え、肺や血管のリスクが高まる。

🔹 九州(飛散量が多い地域)
✅ 外出を控える or マスク(N95推奨)着用
✅ 目の保護(メガネやゴーグル)
✅ 車や洗濯物は屋内に保管

🔹 関東(PM2.5レベルの影響が強い地域)
✅ 空気清浄機(HEPAフィルター付き)を活用
✅ 換気を控える(黄砂の多い日は窓を閉める)
✅ 長時間の屋外活動を避ける(特に高齢者・持病のある人)

黄砂と鍼灸

鍼灸治療で黄砂を防ぐことは出来ません。
黄砂から身を守る方法として

外出時の対策
・マスク(N95マスク推奨)を着用
・メガネ・ゴーグルを使う(目を保護)
・帽子・長袖を着用(皮膚の刺激を防ぐ)

屋内での対策
・窓を閉める(換気は黄砂の少ない時間帯に)
・空気清浄機(HEPAフィルター付き)を使用
・帰宅後は顔や手を洗う&うがいをする(衣服も払う)

食事・生活習慣
・抗炎症作用のある食事(ビタミンC・D・EPA・DHA)を摂る
・水分補給をしっかりして粘膜を保護
・疲れを溜めない(免疫力の低下を防ぐ)

といった事が重要になります。

特に注意しておきたい事 《重要》
・花粉症やアレルギー体質の人(黄砂が症状を悪化させる)
・ 喘息や呼吸器疾患がある人(気管支炎・肺炎リスクが上昇)
・ 子ども・高齢者(免疫機能が低く、影響を受けやすい)
・ 持病がある人(心臓病・高血圧など)(黄砂のPM2.5が血管に影響)

黄砂を直接防げなくても鍼灸にだってできる事はある

黄砂の影響で、呼吸器のトラブル・アレルギー症状・倦怠感 などが起こることがあります。鍼灸は、体のバランスを整えて免疫力を向上させ、症状を緩和するのに効果的です。

呼吸器系のツボ(咳・喉の痛み・喘息の緩和)
天突(てんとつ)(鎖骨の中央のくぼみ):喉の痛みや咳を和らげる
尺沢(しゃくたく)(肘の内側):肺の機能を高める
列缺(れっけつ)(手首の親指側):気道を広げる

鼻づまり・アレルギー症状のツボ
迎香(げいこう)(小鼻の横):鼻づまりや花粉症対策
上星(じょうせい)(額中央の髪の生え際):鼻水・鼻炎を抑える
合谷(ごうこく)(手の甲、親指と人差し指の間):免疫力アップ

倦怠感・疲労回復のツボ
足三里(あしさんり)(膝の下):体力回復、免疫強化
三陰交(さんいんこう)(内くるぶしの上):血流改善、自律神経を整える
関元(かんげん)(おへその下):体を温め、エネルギーを補充

さいごに

黄砂の影響で「鼻がムズムズする」「喉がイガイガする」「体がだるい…」そんな症状に悩まされていませんか?

鍼灸は、呼吸器の調子を整え、免疫力を高め、黄砂による不調を和らげるのに役立ちます。ツボを刺激することで、鼻の通りをよくしたり、体の巡りを改善したりと、自然な方法で体を整えることができます。

「薬に頼りたくない」「根本から体質を改善したい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。黄砂の季節も快適に過ごせるよう、あなたの健康をしっかりサポートいたします。

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