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ぎっくり腰になったら

ぎっくり腰の辛さにサヨナラ!!効果的な対処法を詳しく解説

ぎっくり腰について

ぎっくり腰について
ぎっくり腰は、腰部に急激な痛みや不快感が生じ、腰の動きや日常生活の活動が制限される状態を指す一般的な用語です。医学的には「急性腰痛症」とも呼ばれます。

原因

ぎっくり腰の原因は様々ですが、主な原因として以下の事が挙げられます。

1. 突然の過度な負荷: ぎっくり腰は、腰部に突然の過度な負荷や力がかかったことが原因となることがあります。例えば、重い物の持ち上げや突然の身体の動き、激しいスポーツ活動などが挙げられます。

2. 姿勢の問題: 長時間の不適切な姿勢や姿勢の乱れもぎっくり腰の原因となり得ます。例えば、長時間の座り仕事や前かがみの姿勢での作業などが関与することがあります。

3. 筋力の低下: 腰部の筋肉の弱さや筋力の低下もぎっくり腰のリスクを高める要因となります。筋力の低下によって、腰部の負荷への対応能力が低下し、急な運動や負荷によって痛みやケガが引き起こされることがあります。

4. 加齢や慢性的な問題: 加齢による筋力や靭帯の衰えや、慢性的な問題(例: 脊椎の変形や椎間板の変性)もぎっくり腰の原因となることがあります。これらの要素は、腰部の組織への負担を増加させ、痛みや損傷を引き起こす可能性があります。

主な症状には、急激な腰痛、腰部の痛みやこわばり、腰の可動域の制限、筋肉の緊張、痛みが腰から臀部や下肢に広がる放散痛などがあります。

つまり、ぎっくり腰の原因は突然の負荷や過度のストレス、筋力の不均衡、椎間板の損傷などです。これらの原因により、筋肉の緊張や椎間板の圧迫・損傷が起こり、ぎっくり腰が発生します。

対処法

ぎっくり腰について
ぎっくり腰は、捻挫ですので温めずに『必ず冷やして』ください。

理想は氷水をでのアイシングです。ビニール袋や氷のうなどに氷と水を入れます。氷に対して水は少し入れ直接患部に載せます。

患部は、直接触れると熱感を感じることができます。わかりにくい時は少し範囲を広げて触るとわかりやすくなります。

アイシングを行う時間は、通常は10〜15分程度です。最初は冷たく感じるかもしれませんが、徐々に麻痺や鎮静効果が現れることがあります。*15分以上継続して冷やしても効果はありません。


骨盤ベルトを持っている人は、アイシング後に締めてください。多少動けるようになります。
ぎっくり腰で当院に来られる場合は、アイシングをしてから来たいただくと出来る施術の幅が広がります。ベルトも必ずご持参ください。
ベルトは写真の辺りに巻くと動けます。

10分間、冷やしている時に読んでね

なぜ氷水で冷やすの?

氷水を使用して怪我や炎症部位を冷やすことは、いくつかの理由から行われます。

1. 痛みの軽減:怪我や炎症によって引き起こされる痛みは、神経の興奮や血管の拡張によって強まることがあります。氷水の冷たさは、神経の興奮を抑制し、血管を収縮させる効果があります。これにより、痛みを軽減することができます。

2. 炎症の制御:怪我や組織の損傷によって炎症が起こると、血管が拡張して炎症部位に多くの血液や炎症性物質が集まります。氷水の冷たさは、血管を収縮させて血液の流れを抑制し、炎症反応を抑える効果があります。

3. 腫れの軽減:怪我や炎症によって起こる組織の腫れも、血液や体液が炎症部位に滞留することで引き起こされます。氷水の冷たさは、血管の収縮によって組織の腫れを軽減する効果があります。

4. 組織の損傷を抑制:氷水による冷却は、怪我や組織の損傷が進行するのを抑える効果があります。冷たさによって組織の新陳代謝が低下し、酸素や栄養の需要が減少します。これにより、組織の損傷が進まず、回復を促す効果が期待されます。

水は0℃で氷になります。氷ではないということは、その水は0℃以上ということになります。
0℃のものと0℃以上のものを合わせても0℃以下には絶対になりません。

保冷剤で冷やすのはOK?

保冷剤で冷やすのは❌です。

保冷剤の設定温度は、一般的には0℃またはそれ以下の温度です。保冷剤は冷却効果を持つため、冷蔵や冷凍の用途に使用されます。氷や凍ったゲル状の物質などが一般的な保冷剤として使用されますが、それらの温度は0℃以下になることが多いです。

具体的な保冷剤の設定温度は、製品によって異なる一般的な家庭用の冷蔵庫や冷凍庫では、冷蔵室の設定温度は約4〜8℃であり、冷凍室の設定温度は約-18℃以下です。保冷剤は、これらの温度範囲内で使用され、冷却効果を発揮します。

0℃以下のものを直接皮膚に当てると低温火傷または凍傷の原因となる場合があります。

保冷剤でのアイシングがオススメ出来ないワケ

保冷剤でのケガは、一般的に「低温火傷」と呼ばれることがあります。保冷剤は冷却効果を持つため、適切な使用方法や注意が必要です。低温火傷は、一般的には熱傷の分類には含まれず、凍傷(しもやけ)として分類されることがあります。凍傷は低温によって組織が凍結することで生じる傷害です。

1. 低温火傷(冷凍火傷):保冷剤を直接肌に接触させたり、長時間使用したりすることによって、皮膚が低温にさらされることがあります。これによって低温火傷が生じる可能性があります。低温火傷は一度の接触で発生することもありますが、長時間の冷却によっても引き起こされることがあります。

低温火傷は、皮膚の赤み、痛み、腫れ、水ぶくれ、または凍傷のような組織の損傷が見られることがあります。凍傷と異なり、保冷剤による低温火傷は一時的な接触であっても発生する可能性があります。
凍傷は、皮膚や組織が極寒の環境に長時間露出した場合に発生することがあります。
一般的に、氷点下の環境での露出が30分以上続くと、凍傷のリスクが増加します。

つまり、0℃以下の保冷剤を肌に当てることでケガにつながる恐れがあります。
では、保冷剤をタイルやハンカチで巻けばいいのでしょうか?
これもあまりオススメしていません。

タオルやハンカチで包むと、巻いているそれらを冷やし、冷えてから患部を冷やすことになります。アイシングの時間をそれで消費してしまうと患部を冷やす時間が短くなり、どれくらいの時間で、どの温度で冷やしたのかがわからなくなります。

湿布で冷やしてることになるのか?

結論から言うと、なりません。
一般的な湿布は、主に熱や炎症の緩和を目的として使用されるため、冷却効果は限定的です。

1. 蒸発冷却効果:湿布は水分を含んだ布やパッドであり、水分が蒸発する際に熱を吸収する性質があります。この蒸発冷却効果によって、一時的に皮膚の温度を下げることができます。ただし、湿布の冷却効果は比較的短時間であり、持続的な冷却を提供することはできません。

2. 炎症の緩和:湿布は主に炎症や熱感を和らげるために使用されます。湿布が冷感をもたらすことで、炎症や痛みを一時的に和らげることがあります。ただし、この効果は短期的なものであり、炎症の根本的な治療にはなりません。

湿布は冷却効果を期待する場合には限定的ですが、薬効により炎症や熱感の緩和には一定の効果があります。しかし、使用方法を正しく理解して使用しないと効果の切れた湿布を貼っていると患部に蓋をした状態となり、かえって炎症がひどくなる事があります。

ぎっくり腰になった直後に絶対にやってはいけない事

ぎっくり腰の急性期についついやってしまうけど、絶対にやめてほしい事です。
やってしまい悪化させている人が本当に多いんです。


1. 温める : 日本には湯治をいう治療法があるからか、温めて悪化させる方が非常に多いです。(お風呂、カイロ、サウナ、こたつ、電気毛布、湯たんぽ 等々)

2.体操をする:何故かケガをすると患部を動かそうとする人が続出します。普段はそんなに動かしていないのにケガをすると気になり患部を動かした結果、悪化させてしまいます。

3.寝すぎる:痛いからと布団に寝転がり何もしない。一見良さそうに思えますが、これもあまり良くありません。安静時臥床(横になっている状態の事)で1日過ごすと筋力は1〜3%低下します。動かなさ過ぎると筋力低下で、動くのが億劫になり支える力が落ちるといった悪循環に陥ることがあります。
日常生活動作は頑張って送りましょう。その方が回復が早いです。


ついついやってしまったりしていませんか?
ぎっくり腰の治療で鍼治療はよく効きます。ならない事が1番ですが万が一の時は、当院にご相談下さい。