東洋医学では、体内をめぐるエネルギーの流れを「気」と呼んでいます。この気の流れは、体の中にある「十二経絡」と呼ばれる道路を通っています。十二経絡には、手や足、背中などに沿って流れる経路があります。
十二経絡には、特定の場所にある「経穴」と呼ばれるポイントがあります。経穴は、気の流れを整えたり、体の調子を整えたりするために刺激することができます。経穴には、それぞれ名前があり、例えば「合谷(ごうこく)」や「百会(ひゃくえ)」といった名前があります。
東洋医学の治療法である鍼灸では、細い針を経穴に刺して刺激します。この刺激によって気の流れが改善され、体の調子が整えられると考えられています。
つまり、東洋医学では、体の中の気の流れや経絡、経穴を通じて、体のバランスを整えることが大切とされています。これによって、体の調子を良くしたり、体の不調を改善することが目指されています。